クラシックの作曲家たち

  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

    ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

    1685 - 1750

    教会と宮廷と市民のために働き続けた、 現代人も真っ青の〝ハードワーカー〟。 真面目で実直なお父さんが抱えていた、 今聞いても身につまされる、転職問題とは…!?

    バッハがドイツのアイゼナハで音楽一族の末息子として生まれたのは、1685年。日本では徳川綱吉が将軍になる頃のことだから、まあ、けっこう古い話だ。ベートーヴェンやモーツァルトに比べると資料も少なく、その人物像は、どこかぼんやりとしている。それでも、少ない情報をつなぎ合わせていくと、〝真面目〟〝頑固〟〝働くお父さん〟といったイメージが、少しずつ …

  • Wolfgang Amadeus Mozart

    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

    1756 - 1791

    ファーザーコンプレックスを乗り越え、〝フリーランサー〟を夢見た天才の悲劇。 かつて一世を風靡した神童を待ち受けていた、 ひとときの栄光と切なすぎる結末

    日本でいえば江戸時代後期の1756年、現オーストリアのザルツブルクで宮廷音楽家の息子として生まれたモーツァルトは、3歳で鍵盤楽器を弾き、4歳で曲を弾きこなした上、いつの間にかヴァイオリンも弾けるようになっていたという。5歳で作曲も開始し、初めて演奏旅行に出たのは …

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

    1770 - 1827

    疾風怒濤の時代のウィーンに生き、努力と才能、持ち前の図太さで、作曲家を〝芸術家〟に昇格させた、熱き男のゴーイング・マイ・ウェイな人生!

    「ジャジャジャジャーン!」で始まる<運命>「交響曲第5番」や、「喜びの歌」で知られる「交響曲第9番」を作曲した、〝楽聖〟ベートーヴェン。史上もっとも偉大な作曲家の一人であることは間違いないが、実際の彼は、なかなか付き合いづらい人だったらしい。音楽にかける情熱はひた …

  • フレデリック・ショパン

    フレデリック・ショパン

    1810 - 1849

    19世紀前半、花の都パリで社交界の寵児となった、 ポーランド生まれの〝ピアノの詩人〟。 繊細な心と身体の持ち主だった彼が、 最後に行き着いた安住の地は…

    「別れの曲」として知られる「練習曲第3番」や、「幻想即興曲」など、今も世界中で愛され続けるピアノ曲を数多く書いた〝ピアノの詩人〟ショパン。彼が活躍した19世紀は、1809年にメンデルスゾーン、1810年にショパンとシューマン、1811年にリスト、1813年に …

作曲家人物相関図

監修:日本クラシックソムリエ協会